オープンAIは日本に拠点開設
ただ、生成AI業界の競争は激化しており、ライバルのオープンAIは画像を生成するAIのほか、今年に入ってからは動画を生成するAIや話し手の声を再現するAIの開発も発表しています。
さらに、自作したAIチャットボットを公開できる「GPT Store」も開設しました。ChatGPTには、特定の用途や分野に応じて独自のAIチャットを作れる「GPTs」という機能があります。GPT StoreはこうしたAIチャットボットを公開したり探したりできるプラットフォームのことで、スマートフォンのアプリストアのようなものです。
オープンAIは今月にもアジア初となる拠点を東京に開設する予定で、日本向けサービスを強化するもようです。
開発を加速させているのはオープンAIだけではありません。グーグルは2月に生成AI「Gemini(ジェミニ)」をアップデートしてトークン数を100万まで引き上げたり、Geminiを基盤技術として使った動画生成AI「Vids」の開発を4月9日に発表したり、機能拡充を急いでいます。
オープンAIに出資している米マイクロソフトも、同社の生成AI「Copilot」をOS「Windows」やクラウドサービス「Microsoft 365」に組み込むなど、生成AIをめぐり各社が開発に注力しています。