スキンケアと体を温めてしもやけ対策

《ハンドケアのやり方》
①人差し指の第一関節までたっぷりクリームを取る。手荒れがひどいときは第2関節ぐらいまでの量を使う。
②クリームを手の甲にのせ、両手の甲で広げる。
③手のひらで馴染ませながら塗り伸ばす。指先まで丁寧に塗る。
④指の側面や間も忘れずにクリームを行き渡らせ、爪の周りをマッサージ。
⑤親指と人さし指の付け根の間にある合谷というツボを、反対の親指で押す。

 ハンドクリームを塗るだけでなく、同時にマッサージやツボ押しなどをして血行を促すのがポイントだ。

 ユースキン製薬株式会社が野村医師監修のもとで行ったモニター試験では、手荒れがひどく、手指に赤みや腫れなどの症状がある20~50代の男女21名に毎晩、寝る前にビタミンE配合のクリームを上記のマッサージ方法で7日間塗布してもらったところ、症状の改善が見られ、入室時の皮膚温も上昇していたという。

「しもやけを予防するためにはスキンケアだけではなく、日頃から体を温める生活習慣が重要です。日頃からスキンケアをすること、手や足、首などを冷やさないこと、入浴が可能であれば湯船につかって血行をよくすること、そして皮膚に水分が付いた際には、タオルなどでしっかり拭いて、濡れたままにしないことも大切です」

 と野村医師は加えた。