MLBでこれほど日本人投手フィーバーが盛り上がったことがあったか
今オフのMLBストーブリーグは空前絶後の“日本人投手バブル”で沸き立つことになりそうだ。
MLBの日本人メジャーリーガーではロサンゼルス・エンゼルスからFA(フリーエージェント)となった大谷翔平投手を筆頭にミネソタ・ツインズからFAの前田健太投手、ボルチモア・オリオールズからFAの藤浪晋太郎投手がストーブ市場にその名を轟かせている。
さらに史上初の3年連続となる「4冠王&沢村賞&ゴールデングラブ賞」の偉業を達成し、チームの3年連続リーグVに無双エースとして大きく貢献したオリックス・バファローズの山本由伸投手も今オフ、ポスティングシステムによるMLB挑戦を表明しており、メジャー球団の争奪戦が激化するのは必至だ。
山本はMLB球団からFAとなった有名メジャーリーガーを含めても上位に名を連ねるほどの高額契約をつかめると米主要メディアの間で予想され、米スポーツ専門局「ESPN」は7年総額2億1200万ドル(約320億円)の契約年数と総年俸を算出している。
他にも横浜DeNAベイスターズからポスティングシステムによる今オフのメジャー挑戦を容認されたエース・今永昇太投手もMLBでは需要の多い左腕だ。
今永は侍ジャパンで大勝負に強い常連の先発投手として重宝されており、今年3月開催の第5回WBCでも決勝戦の先発マウンドに立ち、米国代表と対峙してメジャーリーガーの打者を相手に鮮烈な印象を植え付けた。