ニューヨークの地下鉄で改札口に設置されていたクレジットカード読み取り装置(筆者撮影、以下同じ)

 久しぶりに渡米したので、米国のデジタル変化をお伝えします。

 あくまでも私が体験した事実をお伝えするので、現時点のことだと捉えてください。

 デジタル技術は日進月歩、あらゆるところに普及しているので、さらに新しい場面で利用されているかもしれません。

 4年前の渡米の時も、スマートフォン前提で社会が成り立っているような気がしていましたが、さらに加速していました。

 日本のようにスマートフォンを持っていない人に、人が寄り添うことはありません。マニュアル社会なので、例外処理は行わないというところが米国らしい。

 スムーズにことが進むよう、デジタル技術を最大限に活用しているというところが素晴らしいと思いました。

 米国人は合理主義なので、新しいものでもどんどん取り入れてイノベーションを起こすのが好きです。そして、顧客も新しいものを受け入れる度量があります。

 日本もデジタル化を進めていますが、やはりその障害になるのがデジタルが苦手な人向けの顧客対応です。

 いつまで経ってもデジタル化が進まないのは、今までの方法を残しているからではないでしょうか。