吉見氏は、ホテルがなぜ火災にならなかったかについても指摘していて、これもなるほどだ。
ライトが地震時の防火を意図したのかどうかは不明ですが,結果的に防火に役立ったことが二つありました。
・当時としては先駆的な電化厨房であったため、熱源を即時に停止できたこと。
・正面の大きな池が防火用水の機能を果たし、類焼防止に役立ったこと。
うんちくというより、すべて吉見氏の考察の受け売りだが、今日は防災の日なので建築の安全について考えるヒントにしてほしい。(吉見氏の原文はこちら)
ライト館竣工100年の特別展が9月1日から開催
さて、ここからは、博物館明治村で開催されるライト館竣工100年の特別展「東洋の宝石」について。開幕直前の会場写真を博物館明治村からお借りしたので、これは「速報」である。テキストはリリースより。
特別展 東洋の宝石
○期間/9月1日(金)~12月17日(日) ※休村日を除く
○時間/10:00~16:30 ※11月は10:00~15:30(土日祝は~16:30)、12月は10:30~15:30
○会場/千早赤阪小学校講堂 ※博物館明治村内
○入場料/700円(中学生以下は無料) ※料金は税込み ※入村料は別途必要
○内容/竣工当時の資料や図面等を基にしたライト館インテリアの色彩やライト館で開催された渋沢栄一の米寿のお祝いメニューを食品サンプルで再現した展示をはじめ、初公開のテーブルを含むライト館で使用された家具や最新のVR映像等、竣工100年の「帝国ホテル・ライト館」の魅力をご紹介します。