また、バルカ警察の現場指揮官であるチンギスを演じているバルサラハガバ・バタボルド(37)はモンゴル映画界のスター。ギャラはやはり高額に違いない。

番組公式ホームページより

各局ともドラマ放送枠を増やしてはいるが…

『VIVANT』は高額の制作費に見合う結果を出している。7話までの個人全体の平均値は8.4%(世帯13.3%)。13歳から49歳までのコア視聴率は5.9%ある。ドラマ離れが叫ばれていたが、ここまでの数字なら、ほかのドラマも獲れる可能性があるわけだ。

 ところが、8月第4週に放送されたドラマ13本の視聴率を見ると、個人全体2%台が5本、コア1%台が7本もある。関東の総視聴者人数は約4200万人で、個人全体の1%は約42万人だから、2%は約84万人でしかない。

 低調な視聴率は夏ドラマに限ったことではなく、恒常化している。

 それなのに各民放は自局系の有料動画配信サービスで流せるからと、このところドラマの放送枠を増やしている。楽観的すぎるのではないか。地上波で不人気だったドラマが配信だと観られるとは思えない。