『VIVANT』の好調で勢いづくTBS
一方、勝ち組の『VIVANT』は全国で旋風を巻き起こしている。普段、目にするのは関東地区のデータばかりなので、それ以外の地区の数字も記してみたい。7話のものである。
T層は13歳から19歳の個人視聴率、F1層は20歳から34歳の個人視聴率を表す。
■札幌:個人全体11.9%、T層12.7%、F1層2.8%(世帯17.2%)
■名古屋:個人全体8.3%、F1層3.9%、F1層8.3%(世帯14.4%)
■関西:個人全体9.6%、T層6.6%、F1層5.9%(世帯14.3%)
■北部九州:個人全体7.6%、T層2.0%、F1層6.2%(世帯11.8%)
特に目立つのが札幌の個人全体とT層の高さ。同じ福澤克雄氏が監督した2020年版の『半沢直樹』は個人全体の全話平均値(計10話)が15.4%だった。「2度と記録できない」と言われたが、札幌の数字を見ると、そうとも言えないように思えてくる。
『VIVANT』の放送前、TBSでは「成功したら、また大作ドラマをつくる」と言われていた。その通りになるはずだ。他局は手を拱いていたら、追いつけなくなる。