これまで3回にわたり、写真を中心にウクライナ・ヘルソン州の現在の様子を紹介した。今回は、支援物資を配達しているボランティアに同行し、同州南西部にあるオレクサンドリウカという村を訪ねた。巨大ダム決壊による洪水の被害はほとんどなかったようだが、州のはずれにあることから、ロシアによる占領から解放されても、なお支援物資が欠かせない地域だ(写真はすべて筆者撮影)。

【筆者のウクライナ現地ルポ】
猫も必死に救出、ダム破壊で大洪水のウクライナ・ヘルソン州
1ブロック先でミサイル着弾!日本人カメラマンが見たウクライナ砲撃の現場
ウクライナ・ヘルソン、家が被弾しても生きていく街と住民
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(小峯 弘四郎:カメラマン)

道端に放置された焼けた車両

 ロシアの攻撃を受けているウクライナ南部の港湾都市オデーサを出発し約5時間。支援物資を積み込んだ数台の車両はヘルソン州南西部にあるオレクサンドリウカ村に到着した。

 ここは現在、ロシア軍からの砲撃の心配はないようだが、道端には焼けた車両が何台も放置されており、占領時の傷跡が残ったままだ。

 村の中心部に着くとすでに人だかりができていた。支援物資を積んでいるトラックが停まると、周りにすぐに集まって来た。早速、荷台に上がったボランティアスタッフが少しずつ手渡していく。物資は食料や衣類、生活必需品などさまざま。必要なものだけを持って帰るスタイルだ。