日本vsコスタリカ戦の終了後、C組では勝ち点3を持つスペインがザンビアと対戦、5-0で完勝した。

 これでなでしことスペインのグループリーグ突破が決まった。

スペインとのグループリーグ最終戦の行方

 日本はそのスペインと、31日にグループリーグ最終戦で対戦することになる。そこでC組の1位か2位かが決定するが、それによって次戦の相手が変わってくる。

 次の対戦相手はC組の1位2位がA組の1位2位とたすき掛けで試合が組まれることになる。つまりC組の1位はA組の2位と、2位はA組の1位と対戦することになる。

 A組はノルウェー、スイス、ニュージーランド、フィリピンがいるが、開幕戦でグループの中で一番強いと見られていたノルウェーが開催国のニュージーランドに0-1で黒星を付けられるという波乱があった。

 波乱はさらに続いた。W杯初勝利で勢いのあるはずのニュージーランドが次戦のフィリピンにまさかの敗戦、26日現時点では勝ち点はスイスが4、ニュージーランドとフィリピンが3、ノルウェーが1となっている。

 なでしこがスペインとの最終戦を行う7月31日の前日の30日がA組の最終戦が同時刻で行われて順位が決まるが、まだ順位の予想はつかない。それを確認してからスペイン戦が行われるので、場合によっては、与しやすいチームとの対戦を選べる可能性もある。ただこのベスト16同士の試合は、A組のどのチームが出てきても突破できるように思う。

 問題は、前の記事でも指摘しているように、準々決勝あるいは準決勝でE組にいるアメリカと対戦することが確実視されていることだ。なでしこが好調さを維持しながらアメリカ戦を迎えることができれば、上位進出も見えてくる。

 2011年以来の優勝をぜひつかみ取ってもらいたい。