コスタリカ戦、先制ゴールを決めた猶本に駆け寄り祝福する選手たち(写真:ロイター/アフロ)

スタメン4人を入れ替え

 なでしこジャパンがW杯でグループリーグ2戦連続の勝利を決めた。26日午後にニュージーランド南島のダニーデンで北中米代表のコスタリカとC組の第2戦が行われ、なでしこは2-0で2連勝を飾った。

 コスタリカは昨年7月の北中米予選で4位となりW杯出場権を獲得。2015年以来のW杯2度目の出場であるが、W杯ではまだ勝利をあげていない。またFIFAランクでも日本の11位に対して36位と格下と見られていた。2017年4月に熊本で強化試合を行っているが、この時には3-0でなでしこが勝利している。

 そのコスタリカとの一戦、なでしこは第1戦のザンビアと同じ3-4-3の布陣で試合に入った。これは7月14日に仙台で行われた対パナマ戦でも使ったフォーメーションであり、どちらの試合も5-0で完勝し、被シュートを共に0本で抑えている。

 しかし、このコスタリカ戦では、池田太監督は先発メンバーを4人代えて試合に臨んだ。左シャドーに猶本光、そして左ウイングに杉田妃和、そしてボランチで長谷川唯と組んだのが林穂之香、DF右に石川璃音に代わって三宅史織が先発出場した。

 ワントップのFWは田中美南、そしてシャドーとして藤野あおばと猶本光、左右のウイングに杉田と清水梨紗、Wボランチがエースの長谷川唯と背番号10を背負う長野風花に代えて林、DFが熊谷紗希を真ん中にして右が三宅、左に南萌華を置いた。

 コスタリカは前戦スペイン戦のような引いた守備ではなく、攻め上がる姿勢を見せた。15分には敵ゴール前にこぼれたボールに藤野と清水が重なってゴールできなかった。待望の先取点は田中からボールを受けた25分に、左でペナルティエリアに入った猶本がドリブルをして左足を一閃。するとGKの左手に触られながらもゴールマウスに吸い込まれた。