さらに2分後の27分。右からドリブルで深くえぐった藤野が角度のない所から右足でスーパーシュートを決める。かなり難易度の高いゴールで2-0として前半を折り返した。

コスタリカ戦で藤野あおばが放ったスーパーシュート(写真:ロイター/アフロ)

スペインのザンビア戦勝利でなでしこのグループリーグ突破決定

 楽勝かと思われた展開だったが、後半になるとになでしこは攻めあぐんでしまい、結局無得点で終了することになった。それでもコスタリカの攻め脅かされる場面もなく、目標の勝ち点3を獲得することができたのは大きい。

 試合後、池田監督はこうコメントした。

「守備陣も良くて勝てて良かった。スタメンを4人代えてもなでしこの選手は誰がでてもできるのが強みだと思っています。相手に対し対応能力が高いのが勝因でしょう」

 先取点をあげたW杯初出場の猶本光は、笑みを交えながらこう語った。

「いいボールが(田中美南から)来て決められて良かった。嬉しかった。チームに貢献できてよかった」