米メタが2023年7月5日に立ち上げた短文投稿サービス「Threads(スレッズ)」が急成長している。メタのマーク・ザッカーバーグCEO(最高経営責任者)は7月10日、Threadsへの投稿で、登録者数が1億人に到達したことを明らかにした。
「これはほとんどがオーガニック(自然)な需要だ。我々はまだ多くのプロモーションを展開していない。(サービス開始から)たった5日しかたっていないなんて信じられない」(ザッカーバーグ氏)
Twitterドメインのアクセス順位急下降
米ウォール・ストリート・ジャーナルによれば、メタのThreadsが利用者数を急拡大させるなか、ツイッター(Twitter)へのトラフィックは減少している。少なくとも2社のウェブ分析企業がそう指摘している。これは利用者が両サービスを併用しているのではなく、TwitterからThreadsに乗り換えている、と考えられるという。
イスラエルのウェブアクセス分析企業、シミラーウェブ(Similarweb)によると、23年7月6~7日のTwitterへのウェブトラフィックは前週同日比で5%減少し、前年比で11%減少した。
クラウドインフラ企業、米クラウドフレア(Cloudflare)のマシュー・プリンスCEOは23年7月9日、Twitterドメインのアクセス順位が急下降していることを示すグラフと共に、「Twitterのトラフィック急減」とつぶやいた。
20億人超のユーザー基盤活用
ここ数日間のThreadsの急速な成長は、同じくメタが手がける画像共有アプリ「Instagram(インスタグラム)のユーザー基盤を生かしていることがその一因とみられている。