井口資仁氏、井端弘和氏の名前も

「吉井監督が難しいならば、同じ元メジャーリーガーでシカゴ・ホワイトソックス時代にはレギュラーとしてワールドチャンピオンにも輝いた実績も誇る前ロッテ監督の井口資仁氏が適任。井口氏を推薦し、猛プッシュする有識者や有力な球界関係者は結構多い。

 大谷を筆頭とした日本人メジャーリーガーと顔を突き合わせて監督と選手の関係性を築き上げていく上で侍ジャパンの次期監督に“MLB経験者”の経歴があることは間違いなく大きなアドバンテージになってくる。

今年3月のWBC準々決勝、対イタリア戦で先発した大谷翔平をねぎらう栗山英樹監督(写真:CTK Photo/アフロ)

 それから、もう1人は中日、巨人で活躍し、巨人では内野守備走塁コーチも務めた井端弘和氏。

 現役時代は侍ジャパンの一員として第3回WBCにも参加し、2017年の一時期には稲葉ジャパンでコーチに就いていたこともあった。昨年はU-12野球日本代表監督に就くなど野球を知り尽くす優秀な指導者だけに『井端を日本代表の監督として任せてみてはどうか』とプッシュする意見はWBC東京ラウンドを主催する巨人の親会社・読売新聞グループ本社サイドから特に聞こえてくる」(侍ジャパン関係者)

 果たして混沌とする“侍ジャパン次期監督レース”の行方はどうなるのか。次期監督を決定する上で二刀流起用となる大谷を筆頭とした日本人メジャーリーガーとの関係性も重要なポイントとなるのは間違いない。