ニューヨーク国際自動車ショーに出品された現代自動車の「Kona」(4月5日撮影、写真:ロイター/アフロ)

「現代自動車グループの1位、2位独占なんて!」

 韓国の産業界で驚きの声が上がっている。

 2023年1~3月期の利益1位、2位を現代自動車と子会社の起亜が占める可能性が高いのだ。

 快進撃はさらに続き、「2026年に世界一の自動車グループになる」との予測も出てきた。

 2社の業績が絶好調であることは間違いがない。

2社を合わせた営業利益は6500億円

 2023年4月25日と26日に現代自動車と起亜が相次いで1~3月期の決算を発表した。

 現代自動車の売上高は37兆7778億ウォン(1円=10ウォン、前年同期比24.7%増)、営業利益は3兆5926億ウォン(同86.3%増)だった。

 起亜は売上高が23兆6907億ウォン(同29.1%増)、営業利益が2兆8740億ウォン(同78.9%増)だった。

 2社を合わせた現代自動車グループ完成車2社の営業利益の合計は6兆4666億ウォンとなった。

 3か月の利益がざっと6500億円ほどだったことになる。

 韓国の毎日経済新聞は4月27日付で、サムスン証券と共同で分析した2023年1~3月期の世界の主要自動車グループの営業利益規模の比較を掲載した。一部グループについては利益予測に基づいている。