日本がアフガニスタンにできること

 僕は戦場カメラマンとして世界各国を回るなかで、アフガニスタンもずっと追いかけてきました。そのなかで、首都カブール、大都市のジャラーラーバード、ガルデーズ、カンダハルなどで、日本からの教育支援が実際に届いているのを目にしました。

 教育の土台の力、基礎教育の連帯の考え方、そして経済的な力による教育支援の方向性など、日本による教育の支援はもうアフガニスタンの中にたくさん染み込んでいます。このライフラインのパイプを、日本人としてこれからも大切にしていけたらと願っています。

 タリバーン政権下のアフガニスタンに、僕は今後も足を向けていくことになります。アフガニスタンの国民の声、戦場にも学校があること、そして戦場の学校の子どもたちの声、真摯な学びの姿勢や眼差し、その教育の土台には日本とのつながりが強くあること。そんなアフガニスタンのリアルをこれからも皆さまにお届けしたいと思っています。

 今回ご紹介した情報以外にも、渡部陽一さんがアフガニスタンで一番印象深かったこと、学校の教室の光景、子どもたちの学ぶ姿勢、アフガニスタンのカフェ「チャイハネ」など、ニュースでは取り上げられていない最前線の情報を、動画『渡部陽一 1000枚の「戦場」』で明かしています。ぜひご視聴ください。