マール・ア・ラーゴ招待は新手の選挙資金集め
2024年の米大統領選に真っ先に手を挙げたドナルド・トランプ前大統領(76)だが、あれから早くも1か月が経った。
ところが、フロリダ州のマール・ア・ラーゴの豪邸から一歩も外に出ようとしない。
立候補したのだから、今頃は最初に予備選が行われるアイオワ州やニューハンプシャー州を皮切りに全国遊説に飛び回っていてもおかしくない。
だが、大統領選に向けた選挙対策責任者すら決まっていない。
やっているのは、支持者向けのマール・ア・ラーゴへの招待メッセージをSNSで送ることとサイン入りMAGA(Make America Great Again)帽子の販売。
招待者には宿泊料、交通費全額負担するそうで、抽選で決めるが、申し込み料は25ドルから250ドルだ。
「ひょっとしたら私に会えるかもしれないよ」と記されている。つまり新手のトランプ流政治資金集めだ。
出馬反対がトランプ61%、バイデン70%
大統領に再選された暁にはどんな政策を打ち出すのか、政策は二の次三の次だ。
今や政治家というよりも2020年の大統領選は不正選挙だ、無効だ、と言い続ける「アジテーター的社会活動家」(主要メディアの編集者)にしか見えない。
最新の世論調査では「トランプ氏は2024年の大統領選に出るべきではない」と答えた人が61%に上っている。共和党支持者でも37%もいる。
(もっとも、ジョー・バイデン大統領の再出馬に反対な人は70%。理由は高齢であることを挙げている。つまり米有権者の6割から7割はご両人には次期大統領にはなってほしくないのだ)