2022年、新型コロナウイルスのオミクロン変異株の流行とともに、韓国でもう一つ流行しているモノがある。
「ポケモンパン」だ。
現在、韓国各地のスーパーやコンビニエンスストアで売り切れ続出状態にある。
今回、再発売されたポケモンパンは発売してから1週間で150万個、4週間で600万個の累積販売高を記録した。発売1か月となる3月24日時点で、すでに700万個を生産・販売した。
製造元のSPCサムリプ社によると、工場3か所を24時間体制で稼働し、1日で約24万~25万個を製造しても需要に追いつかず、毎日完売状態だという。
お1人様1個までに限定
以前、シャネルやローレックスを買うためにデパートが開店する前夜から並ぶ「オープンラン(Open Run)」が韓国で流行っていると書いた(「販売急減と思いきや、韓国のシャネル店前に大行列」https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/60565)。
「ポケモンパン」に関しても「オープンラン」があるという。
大型スーパーやコンビニでは、「お1人様1個まで」と限定している。また、あるコンビニでは、「ポケモンパン不売運動」の張り紙を出すところもある。
理由は、「毎日2個ほど仕入れてもすぐ売り切れるし、客はポケモンパンがないと文句を言うから売るのをやめた」という。