韓国・ソウル中心部にあるロッテ百貨店(2月8日、写真:Keizo Mori/アフロ)

 5月11日から韓国では緊急災難支援金のオンライン申し込みが始まった。

 最初は所得下位70%までの人にだけ支援するといっていたが、なぜか総選挙の間に全国民に支給することになり、筆者も堂々と申し込んでみた。

 緊急災難支援金は、申し込まなければ寄付されてしまう。また、申し込む際も寄付欄があって、それをクリックすると寄付されてしまうのでややこしい。

 支援金をもらう気満々で申し込んでいるのに、寄付する欄を設けていることで間違えてクリックした人たちが結構いるらしい。

 そこで、ネットでは支援金の申請金額だと勘違いして寄付金額を入力しないように喚起している。

 支援金は自分が使っているクレジットカードやデビットカードで使えるようにすることもでき、またすぐに使うあてがない人は紙の商品券としてもらうこともできる。

 ちなみに、1人世帯は40万ウォン(1円=約11ウォン)、2人世帯は60万ウォン、3人世帯は80万ウォン、4人世帯以上は100万ウォンとなっている。

 支援金に関しては時間の制限と場所の制限がある。

 特に、クレジットカードやデビットカードを対象にした支援金は8月31日まで使わなければ自動的に寄付される。

 地域商品券の場合は、条例によって流通期限が5年となっているが、政府は支援金の提供目的に合わせて早めに使うよう勧めている。