韓国の塩田。しばしば強制労働が報じられる(写真:AP/アフロ)

(ファンドビルダー:韓国コラムニスト)

 1940年代に、朝鮮人が軍艦島と佐渡鉱山で労働に勤しんだことに関連して、今の韓国政府と韓国人は、それが「強制労働」(あるいは「強制動員」)に該当すると主張している。当時、朝鮮人の炭鉱勤務は合法的なものだったが、韓国は、それがあたかも不法行為であるかのようなプロパガンダに熱心だ。

 ところが、韓国の主張通り、軍艦島と佐渡鉱山での勤務を「強制労働」と仮定するならば、その場合、韓国こそが「強制労働大国」になってしまう。

 1960~1970年代、多くの韓国人鉱夫と看護師が西ドイツに渡って仕事をした。当時、西ドイツは鉱夫、看護師などの労働力が不足していた。これに対し韓国政府は、ドイツ政府と「韓独勤労者採用協定」というものを締結して、韓国人の男性約1万人と女性約1万5000人を西ドイツに派遣し、炭鉱と病院で働くように斡旋した。数回にわたって派遣したが、希望者が殺到した。

 例えば、1960年代初頭、鉱夫500人の募集に4万6000人の男性希望者が集まった。2014年に封切りされ、観客動員数1400万人以上を記録した大ヒット韓国映画「国際市場」には、当時の鉱夫募集に集まった多くの韓国人の姿と、激しい競争に勝ち抜いて、西ドイツの炭鉱で仕事をする韓国人鉱夫の姿がよく描写されている。

 西ドイツで韓国人は、地下1000メートルより深い坑道で働いた。埋没事故で死んだり、炭車に轢かれて死んだりするケースが絶えなかった。採掘装備の誤作動でケガする場合も多かった。当時、ドイツ人鉱夫は1日8時間仕事をしたが、韓国人鉱夫は、お金をさらに儲けるために10時間以上仕事をした。

 日韓併合時代に日本の炭鉱で働いた朝鮮人の大部分は、高賃金を得るため、自発的に渡航(韓半島から日本へ)したケースに該当する。許可なしで密航するケースも多かったために、日本の警察が朝鮮人の不法渡航を取り締まるほど、当時、朝鮮人は日本で仕事をすることを熱望した。