5.対地ミサイルを発射させない情報発信

 3月9日ロシアのラブロフ外相は、「我々は、ウクライナを攻撃していない」と言い切った。

 しかし、ロシアの軍隊はウクライナに侵攻し、戦車で踏みにじり、ウクライナの人々や建物に向けて銃弾や砲弾を撃ち込んでいる。ミサイルを撃ち込み、航空攻撃も行っている。

 ウクライナに侵攻してきた戦車、火砲、特殊部隊、戦闘機は、ロシアのものではないとでも言うのか。

 最も大きな犠牲を出している地上、空中からウクライナを爆破しているミサイル攻撃は、ロシア軍ではないとでも言うのか。

 このようなロシアに対して、ウクライナ軍が防衛を達成するためには、ロシアに弾道ミサイル、空対地ミサイルおよび巡航ミサイルを発射させないようにすることだ。

 これは、ウクライナ防衛の最大の問題だ。

 弾道ミサイルは、ウクライナに入ってくれば攻撃ができるが、入ってこないロシアの領土配備のミサイルを破壊することは難しい。

 ロシア領土を攻撃すれば、NATOとロシアの戦争に拡大するからだ。

 では、どのような方法かあるのか。

「ロシア軍のミサイルが、日別にどこから何時何分に発射されたのか」を国連安保理に提出するのだ。

 非人道的なことは速やかに中止させるべきだ。ロシアの国土からウクライナに対して行われている攻撃は、ベラルーシからであっても、すべて国連安保理に提出して、世界に訴えるべきだ。

 そして、世界のメディアで毎日公表することが、ロシアに対する抑止力になる可能性がある。