前編(https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/68659)ではWebからWeb2.0までの変革を見てきましたが、中編では、その間にあった小さな変革であるWeb1.5とWeb2.5について取り上げます。
特に海外ではWeb1.5という言い方をしないのは、Web1.5は日本だけの現象だったからです。
日本が世界の先端を走っていた時代
パソコンからインターネットにアクセスして、ネットサーフィンしている時代に、携帯電話でいち早くインターネットにアクセスできる国がありました。
それが日本です。
NTTドコモの「iモード」の登場により、小さなモノクロ画面ではあったものの、携帯電話からインターネットにアクセスすることができるようになりました。
マスメディアや大企業はこのiモードに対応したホームページを作り、携帯電話からのアクセスを可能にしたのです。
UNIXというワークステーションからインターネットにアクセスしなかればならなかったものが、パソコンからインターネットにアクセスできるようになったことは革命的なことでした。
それがさらにモバイル環境に対応したことも大きな進化でした。
パソコンからインターネットにアクセスしていた世代は携帯電話からのインターネットに対して懐疑的でしたが、UNIXからパソコンへの変革を知っている人たちは携帯電話からのインターネットを自然に受け入れられたのです。
このようにいち早くモバイル環境でインターネットを利用していた日本人は、諸外国から一歩抜き出たインターネットの使い方をしていました。