この文書は今から19年前、2002年のものなので時代が古く、現在の状況に即していない部分もあるかもしれない。
だが、先進国の自国通貨建て国債のデフォルトが考えられないことは、時代問わず変わらない普遍的事実である。
また、国債がほとんど国内で消化されていることは今も変わらないし、金利に至っては2002年よりも2021年現在の方が低い。

残念ながら外貨準備は中国に抜かされているが、それでも世界第2位であり、金額としては過去最高を更新したというニュースも記憶に新しい。
(日本経済新聞記事「外貨準備高、過去最高を更新 8月末1.4兆ドル」https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA0773N0X00C21A9000000/)
借金の性質を考えると・・・
と言うことで、政府の借金は膨らみ続けてはいるものの、国民は政府に貸し付けている形になっているわけである。
ある意味、それは家族内でのお金の貸し借りのようなもので、家計全体で見れば外への借金はほぼないようなものである。
逆に外国には貸している状態であり、他人に対して借金を返済してもらえるべき立場であるということだ。