目の前を猫が堂々と横切りました。歩きながらときどきシッポを振って、わたしの方をチラッと見ます。

 もしかして、さっき屋根の上で目をつぶった猫ではないでしょうか。シッポを振っているのは、ついて来いという意味かな。一緒に歩いていくと、友だちを紹介してくれました。

 紹介してくれた猫は、よく似た柄なので、親族かもしれません。

台湾本島の東部にある花蓮(Googleマップ)
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※花蓮への行き方
 花蓮への日本からの直行便はありません。東京から台北(台北松山空港)に向かい(飛行機で約3時間)、乗り継いで花蓮空港に行く(約40分)のが一般的です。大阪、福岡、名古屋などからも台北へ行く航空路線がありますが、ほとんどの到着空港が台湾桃園空港なので、台北松山空港または台北駅への移動が必要になります。台北駅から特急列車だと約2時間半で花蓮駅に着きます。

 花蓮の中心地に「旧鉄道行人徒歩区(歩行者専用区域)」があります。軽便鉄道(ナローゲージ)の線路跡を歩行者天国として整備した区域です。犬の散歩をする人や、近くの屋台で買ったソフトクリームやクレープなどを食べる人などが、のんびりと行きかっています。

 鉄道のレールがそのまま残されています。猫は、そばのベンチで休んでいる人を見つけるとゆっくりと近づいて甘えていました。