路地を歩いていると、意外なところに潜んでいる猫を発見します。彼らは、保護色になる場所を選んで、そこにいるのではないでしょうか。

 こちらの猫も、毛並みの色とよく似たところで休んでいます。顔が下を向いていたら気がつかなかったかもしれません。

 シッポを高く上げ、階段脇に造られた急勾配の塀の上を器用に降りています。

 そろそろロドス旧市街へ戻るバスの発車時刻です。あれ? 見覚えのある顔。リンドスで最初に出会って道案内をしてくれた猫ではないですか! 猫にもフィロクセニアの精神が行き渡っていることがわかったリンドスへの旅でした。