近くにもう1匹ミケ猫がいました。その場にいた飼い主の女性によると、この2匹は母と娘ということでした。なるほど、よく似た柄です。そうだ、子猫がいるか聞いてみようか、そう思ったとき、これを持って行きなさいと、お菓子が差し出されました。
「わたしが作ったものだから、安心して召し上がれ」と。あぁ、またもや、フィロクセニアにふれました。フィロクセニアとは、古代ギリシャから伝わる「おもてなしの心」。もともとは「友を大切にする」という意味だそうです。思いがけない手作りお菓子の出現に、子猫がいるかどうか、尋ねるのを忘れてしまいました。
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ロドス旧市街から約50km南西に行ったところに、リンドスの町があります。ロドス旧市街と同様にロドス島必見の町です。ロドス旧市街の城壁の外側にあるバスターミナルから一日に数便のバスが出ていて、所要時間は1時間15分。
紀元前4世紀ごろに造られたアクロポリスのふもとにあるリンドス。ここは、「ギリシャ最古の町」といわれ、町の礎ができたのは約3000年前と伝えられています。