大統領のウイルス対策を一刀両断
米国のドナルド・トランプ大統領が韓国の文在寅大統領としっくりいっていないことはこれまで出た暴露本でも何度か明らかになっている。
「ウォーターゲート報道」で名をはせたワシントン・ポストのボブ・ウッドワード記者が2018年9月に出版した『Fear: Trump in the White House』には、文在寅大統領との数回の電話会談でトランプ氏が怒りを爆発させた秘話が出てくる。
ホワイトハウスの関係者の証言を基に書かれたもので、トランプ氏は米韓の貿易不均衡やTHAAD(高高度弾道迎撃ミサイルシステム)配備費用問題をめぐって声を荒げたとされる。
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最近ではジョン・ボルトン前大統領補佐官(国家安全保障担当)が文在寅大統領やその側近たちの北朝鮮一辺倒なスタンスや欺瞞に対するトランプ氏の(そしてボルトン氏の)苛立ちや不満があからさまに記述されている。
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今度は与党共和党員で全国知事会会長のラリー・ホーガン・メリーランド州知事がワシントン・ポスト(7月16日付)に寄稿した長文で明らかにした。
(https://www.washingtonpost.com/outlook/2020/07/16/larry-hogan-trump-coronavirus/?arc404=true)
ホーガン知事は2015年、大統領選予備選ではニュージャージー州のクリス・クリスティ知事を支持表明し、最後までトランプ氏を支持しなかった。大統領就任後もたびたびトランプ氏には批判的なコメントしてきた。
今回の大統領選にはトランプ氏に対抗して立候補する意欲を見せていた(その後立候補を諦めている)。こうした因縁もあってか、トランプ大統領は同知事とは距離を置いてきた。