米調査会社が6月3日に公表したスマートフォン市場のレポートによると、今年の世界出荷台数は12億台にとどまり、前年から11.9%減少する見通し。
これに先立つ4月30日のレポートで、IDCは今年1~3月期の世界出荷台数が前年同期比11.7%減の2億7580万台となり、四半期出荷台数の減少幅が過去最大になったと報告していた。
その後も新型コロナウイルスによるマイナスの影響は続いており、今年上半期は前年同期比18.2%減となる見通し。これにより年間出荷台数も回復が見込めないと同社はみている。
コロナ以前は4年ぶりの増加を予測
登場して以来順調に台数を伸ばしてきたスマートフォンは、2017年に前年比0.3%減となり、統計を取り始めて以来、初めて前年実績を下回った。
2018年も同約4%減と、マイナス成長。昨年も同2.3%減となり、3年連続で前年実績を下回った。
こうした中、今年は同1.5%増の14億台強と、4年ぶりに増加に転じるとIDCは予測していた(ドイツ・スタティスタのインフォグラフィックス)。
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