米ウォールストリート・ジャーナルによると、他のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)も利用頻度が増えている。

 米フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は最近の電話会見でトラフィックが急増していることを明らかにした。同社のサービスでは毎年12月31日にトラフィックが増えるが、ここ最近は新型コロナウイルスの影響で、それを大きく上回る水準に達しているという。

 自宅待機を余儀なくされている人々は、いつもより頻繁にSNSを利用し、友人の近況やニュースなどをチェックしていると、同紙は伝えている。

需要激減の旅行、店舗休業の小売り、工場閉鎖の自動車

 ただ、収入の大半を広告で賄うSNSは、世界的な景気後退で企業の広告予算が激減すれば、大きな打撃を受けると、ウォールストリート・ジャーナルは指摘している。

 例えば、需要が激減している旅行業界は広告支出を大幅に削減しているという。米アライアンス・バーンスタインのアナリストはフェイスブックの広告売上高全体に占める旅行関連広告の比率は6%だと推計している。

 また、店舗休業や工場閉鎖を余儀なくされている小売業と自動車産業も大きな打撃を受けているという。米証券会社ロバートWベアードのアナリストは、この2つの業界を合わせたネット広告の支出額は、市場全体の約3分の1を占めると指摘している。

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