大阪府で府の庁舎管理課に勤務する60代の男性職員がコロナ・ウイルスに感染していたことが判明し、報道されています。
職場には5日間出勤しましたが、その際にマスクを着けていなかったのだそうです。
ここで大変に問題と思うのは、府知事が不用意な発言をしていることです。
あろうことか、感染していた職員本人に関して「危機管理意識が足りていなかった」と「批判」するような報道がありました。
もしこの発言が本当であるなら、危機管理意識が完全に転倒・欠如しているのは大阪府知事本人と言わねばなりません。
危機管理するのが管理職
このトンデモ発言を、もう少し細かく見てみましょう。
当該の感染者は、庁舎管理課に勤務する60代の男性と報道されています。
この職員は2月下旬に10日間フィリピンを旅行したとのことで、帰国後勤務に戻ったものと思われます。
60代男性職員氏は3月2日月曜日に発熱の症状が出たとのこと。その後5日間出勤したとのことですから3月の2、3、4、5、6日(月曜から金曜)まで、発熱している状態のなか、無理を押して出勤し続けた。
その際「マスクをしていなかった」ということを咎め立てられたわけです。