なぜ、例年よりも早くインフルエンザが流行するのか。これはグローバル化が影響していると考えられる。

 インフルエンザは、北半球である日本では10~3月に流行するが、南半球では4~9月に流行する。

 インフルエンザは北と南を移動しながら流行しているので、東南アジアなどの熱帯地域では雨期を中心に年間を通じてインフルエンザが流行している。

 最近は、夏休みに海外旅行する日本人が増え、東南アジアなどを旅行した方々を中心に、インフルエンザに感染して国内に持ち込む。

 2日ほど前にシンガポールから帰国直後の20代の女性が39度の発熱で受診されたが、この話だけでインフルエンザを疑うに十分な状況である。

 実際、ぐったりとして体調が悪いのが明らかな状況であり、迅速検査もインフルエンザA型陽性だった。

 もちろん、例年も夏にインフルエンザの患者さんが受診することはある。ただ今年は8月、9月と、かなり頻繁に患者さんが受診していたし、一部の地域では学級閉鎖などもあった。

 沖縄や九州は、台湾をはじめとするアジア諸外国から直行便の乗り入れも多く、旅行者がインフルエンザを発症することもあるだろう。

 また今年はラグビーのワールドカップが日本で開催されている。

 ニュージーランド、南アフリカ、オーストラリア、アルゼンチンなど、南半球の強豪国も多い。これらの国から、多くのファンも来日しているだろう。