米アマゾン、最低時給15ドルに引き上げ 批判に対応

アマゾン・ドットコムのロゴ(2018年4月19日撮影、資料写真)。(c)Lionel BONAVENTURE / AFP〔AFPBB News

 米アマゾン・ドットコムは、このほど、傘下の高級スーパーマーケット「ホールフーズ・マーケット」の商品について有料プログラム「Prime」の会員に即時配達するサービスを、米国の63都市に広げたと発表した

サービス対象都市を一気に拡大

 同社がこのサービスを始めたのは、今年(2018年)2月。当初は、テキサス州のダラスとオースティン、バージニア州のバージニアビーチ、オハイオ州のシンシナティの4都市のみを対象としていた。しかし、それから毎月対象都市を増やし、7月時点で24都市へと拡大していた。

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 サービス拡大計画はその後も続いた。9月には一気に20都市を追加して、48都市とし、この10月には、さらに15都市を追加。そしてついに63都市へと広げた。

 同社はここ最近、実店舗とeコマースの融合に力を入れている。今回のサービスは、スマートフォン用アプリを通じて、商品を最短1時間以内で配達するサービス「Prime Now」を利用したものだ。

 Prime NowはPrimeの特典の1つ。注文から1時間以内の配達の場合は、7.99ドル(日本では890円)の配送料がかかるが、2時間ごとに受取り枠を指定する「2時間便」の場合は配送料がかからない。アマゾンの説明によると、同社は顧客に対し、ホールフーズが取り扱う高品質な肉や魚介類、地元産の食品、生活必需品など豊富な商品を届けているという。