アップル、iPhone最新機種発表 iOS端末の出荷20億台迫る

米カリフォルニア州クパチーノでのアップルのイベントで、スマートウオッチ「Apple Watch」の最新モデルを紹介する同社のジェフ・ウィリアムズ最高執行責任者(COO)(2018年9月12日撮影)。(c) NOAH BERGER / AFP〔AFPBB News

 ウエアラブル機器と言えばかつて、消費者向けエレクトロニクス分野で、スマートフォンの次にブームが来る製品カテゴリーだと期待されていた。

 しかし、ここ最近の市場動向を見ると、ウエアラブルが本格的に普及するのには、まだしばらく時間がかかりそうだ。

市場全体の95%がスマートウオッチとリストバンド型

 米国の市場調査会社IDCのレポートによると、今年(2018年)の全世界におけるウエアラブル機器の出荷台数は1億2260万台で、昨年の1億1540万台から6.2%の増加にとどまる見通し。

 製品カテゴリー別の出荷台数比率は、「Apple Watch」や米グーグルのOS(基本ソフト)「Wear OS」搭載機に代表されるスマートウオッチが59.1%を占める。また同社が「ベーシック・ウエアラブル」と呼ぶ、より安価で機能が少ないリストバンド型機器は、36.0%を占めるという。

 つまり、これら腕に装着するタイプが、市場全体の95%になるとIDCは見ている。この比率は今後若干低下していくものの、依然この市場で、大半を占めることには変わりがないと同社は指摘している。