この政策は6月12日より施行されました。この影響から6月は伸び幅がやや鈍化したと考えられます。逆を言えば、それまでの数カ月間は、補助金支給対象外となる新エネ車が在庫処分されたことによって高い成長率となった可能性があります。

 この政策の影響により、今年下半期は上半期に比べ、新エネ車の販売台数成長率はやや鈍化すると予測されます。

 もっとも新エネ車のハイグレード化はさらに進み、メーカーの利益は増大が見込まれます。また、成長が鈍化するとはいえ、市場拡大はまだまだ続きます。今後も活発な市況が続くことは間違いないでしょう。

圧倒的勝者はまだいない

 下の表は、2018年上半期の中国国産EV乗用車の車種別販売台数をまとめたものです。

 上位には、北京汽車系列ブランドの北汽新能源やBYDなどの従来から存在感のあるメーカーの車種が入っています。一方で、上海汽車系列ブランドの上汽乗用車や奇瑞汽車も新規に食い込んできました。

 新興の、それも急拡大している市場とあって、圧倒的シェアを確保し、絶対勝者と呼ばれるようなブランドはまだ定まっていません。今後もこの順位は大きく変動する可能性が高いといえるでしょう。見ていて楽しい市況が続くことを保証して、今回の報告を終わりたいと思います。