そんな「レクサス」と同じ高級車ブランドでありながら対照的なのが、日産系列の「インフィニティ」です。中国で現地生産をしながらも販売台数は伸び悩んでおり、今期は9.9%減を喫するなど、日産本体の好調とは対照的な苦戦ぶりです。テコ入れのために無料メンテナンスサービスを繰り返しているものの販売増にはつながっておらず、現地メディアからも「ブランド力が致命的に不足」との指摘が出ています。

SUVブームにブレーキ

 続いて、車形(種類)別販売台数データを見ていきましょう。下の表は6月単月および1~6月の中国における車形別の販売台数です。

 多目的車(MPV)はこれまでもずっと減少が続いており、もはやどのメディアもいちいち言及せずスルーしていますが、同期のSUV販売台数には大きな注目が集まりました。下のグラフは2009~2018年のSUVの販売台数の推移です。

 これまで中国の自動車市場では世界市場同様にSUVの人気が高く、2009年以降は毎年数十%増という急成長を続けてきました。しかし2016年に45.4%成長を記録した後、翌2017年は13.3%増と大きく鈍化し、2018年も上半期累計では前年同期比9.7%増と一桁成長で、6月単月には前年同月比-0.52%と、わずかとはいえマイナス成長に転じてしまいました。