病気の治療に必要となる薬を、医師が記載したものが処方箋。その処方箋に書かれた薬を患者が受け取る(購入する)のが調剤薬局だ(以下では調剤薬局のことだけを扱うので、単に「薬局」と略)。薬局には薬自体の価格(薬価)のほか、調剤を行うことに伴う報酬「調剤報酬」を支払う。

 いくつかある調剤報酬の項目のうち、「薬剤服用歴管理指導料」(お薬手帳の有無)と「夜間・休日加算」(薬局に行く時間帯)については、別記事でまとめた。これらに気を配ることによって、多少なりとも支払額を減らせることがある。調剤報酬や健康保険の仕組みなどについてもこちらで解説しているので参照してほしい。
調剤薬局でムダに支払わない明細書の読み方
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/53696

 上記記事では「薬価(薬の価格)はいつどこで買っても基本的に同じ」と書いたが、例外がある。それが「ジェネリック医薬品」だ。調剤報酬の各項目に比べて、薬価は金額が大きい。ジェネリック医薬品を利用すれば、薬局での大きな支払額削減が期待できる。

すでに半数を超えるジェネリックの割合

 ジェネリック医薬品(後発医薬品)は、新薬として開発された医療用医薬品の特許が切れたあと、同一の有効成分を持つ薬として製造されたもの。開発にかかるコストを削減できるため、価格を低めに設定できる。後発医薬品に対し、最初に開発された薬を「先発医薬品」と呼ぶ。

 調剤報酬の項目にある「後発医薬品調剤体制加算」がそれに関連したものだ。ただし、この項目は、受け取る薬が先発医薬品でもジェネリック医薬品でも点数(金額)が変わらない(ただし薬局によって異なることは後述する)。先発医薬品を使っていても加算される、というのはちょっと割り切れない人もいるかもしれないが、「薬局の体制」に対してみんなが同額を負担しているということで仕方がない。