米アマゾン・ドットコムはこのほど、米国のPrime会員に提供している、実店舗の割引販売サービスについて、対象地域を大幅に拡大したと発表した。
ほぼ半数のホールフーズ店舗で1割引を実施
同社は、今年(2018年)5月16日、傘下の高級スーパーマーケット「ホールフーズ・マーケット」でPrime会員が買い物をする際、数百種に上るセール品の価格が、さらに10%割引になるという特典の提供を始めた。
Prime会員が割引を受けるには、まず、ホールフーズのアプリをスマートフォンにダウンロードし、顧客のアマゾンアカウントでサインインしておく。あとは、店舗のレジで精算する際に、アプリのQRコードをスキャンする。
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この特典は当初、米フロリダ州の28店舗のみが対象だった。しかし5月30日には、テキサス州やコロラド州など12州の店舗を加えた。そして、今回、ワシントン州、オレゴン州、ジョージア州、ハワイ州など、さらに10州を追加。これにより同国のPrime会員は、23州のホールフーズ店舗で、この10%引きサービスが受けられるようになった。
ホールフーズ・マーケットは現在、世界(米国、カナダ、英国)に約480の店舗を構えるが、その96%が米国にある。今回の対象地域の拡大で、米国のほぼ半数のホールフーズ店舗がこの特典に対応する。