5月21日、米国の経済誌フォーチュンが、米企業番付「Fortune 500」の2018年版を発表した。
初の5000億ドル超え
1位になったのは、小売り大手のウォルマート。同社は6年連続して1位。2002年以降、1位を14回獲得している。その年間売上高は5003億4300万ドルだった。米国の歴史で、1つの企業の年間売上高が5000億ドルを超えたのは、初めてだという。
ウォルマート以外の企業で目立ったのは、前年の4位から2位に返り咲いた石油大手のエクソンモービル。売上高は、2443億6300万ドルで、前年度から17.4%増加した。
アップルは利益が最大
3位以降は、保険のバークシャー・ハサウェイ、テクノロジーのアップル、医療保険のユナイテッドヘルス・グループなどと続いている。
このうち、4位となったアップルの売上高は、2292億3400万ドル。前年度から6.3%増加したものの、順位は前年から1つ下がった。ただし、同社の最終利益は、483億5100万ドルと、500社の中で最大。アップルは4年連続で最も利益が高い企業となり、時価総額でもトップを維持している。
「スマートフォン市場がすでに飽和状態にある中、売り上げと利益の大半をスマートフォンから得ているアップルは、依然、驚異的な規模で、その絶対的な力を維持している」と、フォーチュンは評価している。