韓国循環資源流通支援センターの関係者は、「最初から資源ごみの回収と処理は自治体だけと明示されていたなら別だが、今から急に集合住宅の分も自治体が回収するのは無理」と話す。
実は、回収業者たちがビニール袋を回収したがらないもう1つの理由がある。それは、資源ごみとして出されるビニール袋に異物が混入している場合が多いからだ。
汚物を入れたまま捨てる住民
生ごみを入れたまま資源ごみとして捨てたり、紙おむつなど汚物を入れたまま捨てている人たちが多い。
そこで、選別業者はそれを仕分けて結局使えないものは捨てているので、二度手間になっているのだ。
今回のことから環境問題だけでなく、市民意識を高める必要がありそうだ。そして、このビニール袋戦争は、6月に行われる地方選挙の核心話題として浮上している。
ソウル市長に出馬する予定の候補者や政治家たちがこぞって今回の資源ごみ問題を取り上げ、現在のソウル市長を非難している。
人のせいにするのは簡単だが、非難したところで問題は解決されない。まずは自分からできるだけビニール袋の使用を自制してみようと思う。