コンビニでもレジ袋は保証金として1枚20ウォンで販売し、使ったレジ袋を持ってくると保証金を返金している。

 この協約は、大型スーパーではかなり守られてはいるものの、コンビニでは外国人や知り合いには無償でレジ袋を渡しているのをよくみかける。

 実際、コンビニに行ってモノを買ったときに、レジ袋に入れてくれないと不便なのでつい当たり前のようにレジ袋を要求してしまう。

戸建てとアパートで異なる回収方法

 こうした資源ごみ戦争で問題になっているのは、アパートのような集合住宅(共同住宅)である。

 戸建ての住宅から出た資源ごみは自治体が直接収集・運搬している。半面、アパートなど集合住宅ではアパートと民間業者が自主的に契約を結んで収集・運搬している。

 したがって、中国への輸出ができなくなり収支が悪化した民間業者がアパートからの資源ごみの回収を拒否し始めたわけだ。

 こうなると、集合住宅においても自治体が資源ごみを回収すべきだという声が出てくる。しかし、自治体としては現実的には不可能と答えざるを得ない。

 なぜなら、自治体が回収している資源ごみの選別場も飽和状態にあるからだ。