カンヌ映画祭、ネットフリックス作品を禁止へ 映画館上映義務付け

米カリフォルニア州ロスガトスにあるネットフリックス本社(2011年4月13日撮影)。(c)AFP/Ryan Anson〔AFPBB News

 米国では2016年に、定額課金制映像ストリーミングサービスの売上高が、DVD/ブルーレイソフトの売上高を初めて上回ったが、最新の調査によると、これらストリーミングサービスは、引き続き高い成長率で伸びている。

ホームエンタメ支出額の半分を占める

 映像コンテンツや映像機器のメーカーで構成される業界団体、DEG(デジタル・エンターテイメント・グループ)の調査レポート(PDF書類)によると、昨年(2017年)1年間の米国における定額制映像ストリーミングサービスの売上高は、95億5000万ドルに上った。

 これに対し、DVD/ブルーレイソフト販売の売上高は、47億2000万ドル。前者が、前年比で31%伸びたのに対し、後者は、同14%減少した。

 定額制の映像ストリーミングサービスには、米ネットフリックス(Netflix)や米フールー(Hulu)といったものがあるが、この業界の合計売上高は、米国ホームエンターテインメントコンテンツ市場の半分を占めるまでになった。

低迷する物理メディア

 米国では音楽CDの販売が落ち込み、それに代わり、定額制音楽ストリーミングサービスが急成長しているとの報告があるが、同様のことが映像コンテンツ市場でも起きている。

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