「ハムをよこせ!」 年末年始の伝統食材不足でベネズエラ国民が抗議

ベネズエラ首都カラカスでの食料品不足に対する抗議デモで、警官らと押し合いになる参加者ら(2017年12月28日撮影)。(c)AFP PHOTO / FEDERICO PARRA〔AFPBB News

 「現場を押さえた。中国が北朝鮮への石油供給を許しているとは大変失望した。こうしたことが続けば北朝鮮問題の友好的解決は決してないだろう」

 12月28日、ドナルド・トランプ米大統領がツイッターに投稿、中国を非難した。22日、国連安全保障理事会は、北朝鮮による11月のICBM発射を受けた同国への新たな経済制裁決議を全会一致で採択。

 1月1日以降、石油精製品の年間輸出量上限を、9月の決議の200万バレルから50万バレルへと、90%近い削減となるよう設定し直し、同時に海運制裁も強化していた。

北朝鮮の本当の姿

 トランプ大統領は、9月、国連本部での就任後初の演説で、「自国や同盟国を守らねばならなくなれば、北朝鮮を「完全に破壊」するしか選択肢はなくなる」と語り、繰り返しミサイルを発射する金正恩朝鮮労働党委員長を「Rocket Man」と呼んだ。

 そして、のちのリ・ヨンホ北朝鮮外相による「太平洋上での水爆実験」発言をも呼びこんだ。

 いまや、繰り返されるトランプ大統領の「暴言」にも驚かなくなった。そして、核実験やロケット発射を伝えるあの朝鮮中央テレビ独特の映像にも・・・。

 1月公開の『太陽の下で ―真実の北朝鮮―』(2015)は、「朝鮮少年団」に入団した8歳の少女が、金日成主席誕生日の太陽節祝賀行事に向け準備する様を記録するドキュメンタリー映画、となるはずだった。

 しかし、長い交渉の末、ようやく許可が下り、撮影を始めたロシア人のヴィタリー・マンスキー監督は、北朝鮮当局が用意したシナリオ通りに、つまり当局自身の演出に従い、撮影を進めていくことになる。

 「監視要員」がいて、接触できる人間も決められ、撮影済映像チェックも頻繁、編集も勝手にされてしまうのだ。

 マンスキー監督は一計を案じた。カメラを密かにオンとし、隠し撮りを重ね、当局の「演出」も残そう・・・。