本格的なビッグデータ時代が到来した。東京五輪が開催される2020年には、ネットに繋がるデバイスが500億台を超え、1兆個のセンサが世界を覆う(図1)。その結果、人類が生み出すデジタルデータは指数関数的に増大し、2020年には44ZB(ゼータバイト、10の21乗)になると予測されている(図2)。
![](https://jbpress.ismcdn.jp/mwimgs/6/5/600mw/img_6530b2dd9a16c03e01f21d01f1423337133514.jpg)
![](https://jbpress.ismcdn.jp/mwimgs/2/b/600mw/img_2b5d834f75c1c8dddcbe3da03acfce4f47009.jpg)
出所:総務省「ICTコトづくり検討会議」報告書
(* 配信先のサイトでこの記事をお読みの方はこちらで本記事の図表をご覧いただけます。http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/52210)
このようなビッグデータをストレージし、このデータを人工知能(AI)が解析して、未来予測を行い、ビジネスに役立てる時代が急速に進行している。そのため、大量のデータセンターが必要となっている。米国では、2016から2017年の1年間で、データセンターへの投資額が4倍に増えたという(日経新聞1月10日)。さらに2018年は、その投資額が数倍以上に増えるだろう。