サムスン電子、IFAで新作スマートウオッチ発表

国際コンシューマ・エレクトロニクス展にて発表されたサムスン電子のスマートウオッチ、Samsung Gear S3(2016年8月31日撮影)。(c)AFP PHOTO/TOBIAS SCHWARZ〔AFPBB News

 ウエアラブル機器の市場はまだ成長の過程であり、規模が小さい。数多くのメーカーがある米国でも、まだ十分に消費者には浸透しておらず、今のところ利用者は2割以下にとどまっているようだ。

ウエアラブルよりもAIスピーカーが人気

 米国の市場調査会社eマーケターの推計によると、今年(2017年)の米国におけるウエアラブル機器の利用者数は4470万人で、同国人口に占める比率は17.7%だった。

 人々は、スマートフォンと同程度の価格となることもあるスマートウオッチを購入することについて、まだその適当な理由を見つけられないでいると、eマーケターは指摘している。

 その一方で、今年の年末商戦では、米アマゾン・ドットコムの「Echo」や米グーグルの「Google Home」に代表されるAI(人工知能)スピーカーに人気が集まっている。テクノロジー好きの消費者の間では、贈り物として、スマートウオッチよりも安価なAIスピーカーを選ぶ人が多いという。

 ただ、米国と同じく、多くのメーカーを抱える中国では、今、ウエアラブルの利用者が急速に増えている。この市場は中国をはじめとする、人口の多い国や地域を中心に急速に伸びていくのかもしれない。

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今年の出荷台数、スマホの15分の1

 米IDCがこのほど公表した最新レポートによると、今年1年間のウエアラブル機器の世界出荷台数は1億1320万台。これは今年のスマートフォン世界出荷台数である15億台に比べると、はるかに小さな規模だ。

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