そのため、昇任意欲のある人は受験しますし、育児や介護などの理由で昇任試験を受けないこともできます。ライフステージに合わせて働き方を選べるのは、とてもいい制度だと思っています。さらに、庁内公募制人事など、職員の能力・希望が反映されやすい制度もあります。

 また、個人的に感じるのは、部下の労働時間を組織のコストとして認識する管理職の割合が、中央官庁より都庁のほうが多いように感じます(管理職試験の有無や職場風土が理由でしょうか)。

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 なんだか最後は少し東京都の宣伝のようになってしまいましたが、本コラムは私自身の経験に基づくもので、現所属への「忖度」もなければ、上司からのチェックも受けていない完全なる個人的見解です。

 また、文科省でも都庁内でも部署や時期によって職場環境は変わりますし、私の経験が一般化できるものではありません。また文科省についても、当時の私の経験のみであり、現時点での様子をすべて反映しているものではありません。

>公務員を受験される方へ

 国家公務員も地方公務員も、公益を第一に考えることができる素敵な仕事ですよ!

 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

※本原稿は業務時間外に個人として執筆したもので、所属する団体の見解などを表すものではありません。本原稿へのご意見・お問合せはinagaki_energy@yahoo.co.jpまでお願いいたします。

※いつもは環境エネルギーについて書いています。ご興味ある方はこちら