スロベニア原発が冷却水トラブルで一時停止、放射能漏れなし

米ウエスチングハウス製のスロベニアのクルスコ原発〔AFPBB News

 韓国第3位の財閥であるSKグループの崔泰源(チェ・テウォン=1960年生)会長が2017年4月24日、日本に向けて出発した。狙いは東芝が進める半導体メモリー事業売却のための入札を成功させることだ。

 「東芝の半導体メモリー事業は結局、どこに売却されるのか?」

 「SKに売却される可能性はないのか?」

「東芝」に強い関心

 ここ1カ月ほどの間、韓国の産業界幹部と会うと決まってこの話が出る。東芝の半導体メモリー事業売却については、韓国でも大きな関心事だ。

 そんな中で、韓国メディアによると、崔泰源氏はこの日、日本に向けて出発した。2泊3日の予定で、東芝を訪問するほか、東芝と長年提携関係にあるウエスタンデジタル(WD)関係者とも接触する計画だという。

 韓国紙デスクは、「SKグループは、米投資ファンドのコールバーク・クラビス・ロバーツ(KKR)、WDなどとコンソーシアムを形成することも検討している」と言う。

 まさに待ちに待った東京行きだった。崔泰源会長は、どれほどこの日を期待していたか。

 SKグループは以前から東芝の半導体メモリー事業買収に強い関心を示していた。「グループ創業以来」の大型M&A(買収・合併)を覚悟もしていた。

 韓国の財閥がこれだけの決断を下すからには、オーナー会長が前面に名乗り出るはずだ。崔泰源氏も、すぐにでも日本に行って強い決意を示すとともに関係企業やファンドとの調整をしたかったはずだ。