米コーヒーチェーン大手のスターバックスはこのほど、自宅などから音声命令でコーヒーなどを事前注文できるバーチャルアシスタントのサービスを始めたと発表した。
iPhoneで利用できるスタバ専用AIアシスタント
その方法には2通りあるという。1つは同社が配布しているiPhone向けアプリを使う方法。
同社はこのほどこのアプリに「My Starbucks barista」と呼ぶAI(人工知能)を使ったアシスタント機能を追加した。利用者は新たに用意されたメッセージング画面で、音声やテキストメッセージによる商品注文が行える。
この画面で商品名を告げると、そのテキストチャット形式の画面に、あらかじめ選んだ最寄りの店舗や、商品名と写真、用意されるまでの時間、価格などが表示される。最後に確認の返事をすると注文と決済が完了する。
発表資料に添付された動画によると、例えば、「ハーフディカフェのマキアートをダブルアップサイドダウンで、量は少なめ、クリームも少なめ。サイズはグランデ」といった複雑な注文もバーチャルアシスタントが的確に聴き取る。
その後、画面には「注文が確認されました。○○店で3~8分後に受け取れます。それでは後ほどお会いしましょう」などと表示される。あとは時間に合わせて店に行けば、待つことなく商品を受け取れるという。