アップル、新型iPhone「6s」と「6s Plus」を発売

豪シドニーのアップルストアで、米アップルのスマートフォン「iPhone 6s」の発売に合わせ列を作る人々(2015年9月25日撮影)〔AFPBB News

 米アップルは今年発売するスマートフォンの次期モデル「iPhone 7」(通称)について、同社製品の製造を手がけるサプライチェーン企業(部品の供給と製造のネットワーク)に、7200万~7800万台を生産するよう依頼したという。

 これは、台湾の経済日報(Economic Daily News)が最初に報じたものだが、その後複数の米メディアがこれを取り上げ、大きな話題となっている。

iPhoneを再び成長へ

 これらの報道によると7200万~7800万台は今年の年末までの生産台数。これはiPhoneの新モデルの初回生産台数として過去2年で最大。またアナリストの予測台数だった6500万台も上回っているという。

 もしこの報道が正しければ、アップルは今年投入する新モデルでiPhoneを再び成長させることができると考えているのかもしれない。

 同社が昨年9月下旬に発売した「iPhone 6s」「同6s Plus」は機能が前モデルと大きく変わらなかったためか、10~12月期のiPhoneの販売台数は7478万台となり、1年前と比較し1%未満の微増にとどまった。

 また今年1~3月期の販売台数は5119万台で、同16%減少。これに伴いアップルの売上高は同13%減となり、その四半期売上高は13年ぶりに前年実績を下回った。

 このことから、今後アップルがiPhoneの販売を再び活気付かせるためには、次期モデルに消費者を魅了するような目玉機能を搭載する必要があると指摘されている。