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posted by 西田 宗千佳:ジャーナリスト

 2015年12月から、LINEが動画配信サービス「LINE LIVE」をスタートしています。

 動画配信というと、このところは、ドラマや映画などを配信するものが目立っていましたが、LINE LIVEは違います。基本は「生配信」です。

 ネットでのライブ配信というと日本の場合、「ツイキャス」や「ニコニコ生放送(通称・ニコ生)」といったサービスがまず思いつきます。「Ustream」がテレビ放送を補完する役割として注目された時期もありましたが、今はやはりツイキャス・ニコ生が多いでしょう。

本コラムはVIDEO SQUAREの提供記事です。

 LINE LIVEはこれらサービスの後追い、という印象を持つ人もいると思うのですが、現状ではかなり特質が異なります。

 この記事を書いている2016年1月の段階では、LINEに公式アカウントを持つ芸能人・有名人のライブ配信を軸としたサービスが行われているためです。

 それに対しツイキャス・ニコ生は、プロによる配信も多いものの、個人が自由に配信している例が目立ちます。LINEも「近日中に個人向けの配信ツールを公開する」としているのですが、若干の違いがあります。

 この傾向から「LINEはマスメディア的なものを指向している」とも指摘されました。しかし、実際にはちょっと違うようです。