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両手で分かる九九
5の段以上どうしの九九は5の段以下の九九を用いて計算することができます。例えば9×8の計算は次のように行います。
両手を使ってそれぞれの手で9と8を表します。ポイントは「10との差」です。
まず9と8について、10との差はそれぞれ1と2です。この差の数だけ左手は1本、右手は2本の指を折ります。
すると、左手と右手の折っていない指(立っている指)の数の和4+3=7が答えの十の位の数、そして、左手と右手の折った指の数の積1×2=2が答えの一の位の数となります。
こうして9×8=72の7と2が両手の指の本数から分かります。
9×9であれば、左手と右手どちらも1本指を折ります。
すると、両手で折っていない指(立っている指)の数の和は4+4=8、折った指の数の積は1×1=1なので答えは確かに81です。
6×7であれば、左手と右手それぞれ4本、3本指を折ります。
両手で折っていない指(立っている指)の数の和は1+2=3、折った指の数の積は4×3=12です。
この12の1が十の位を表す立っている指の本数にくり上がり、答えの十の位は3+1=4となり、折った指の数の積4×3=12の一の位2が、答えの一の位となります。
したがって、6×7=42です。