ケニアで一夫多妻制法案を可決、男性議員が妻の拒否権削除

今後、世界でもっとも人口が増えていく地域はアフリカ。ケニアの首都ナイロビで結婚式を挙げるカップル(2013年9月3日撮影、資料写真)。(c)AFP/SIMON MAINA〔AFPBB News

 国連が2015年7月に発表した世界の人口統計および予測( "World Population Prospects 2015 Revision”)によれば、2015年の世界の人口は73億4947万人となった。世界の人口は今後も増加を続け、2100年には112億1332万人に達すると予測されている。

 今回はこの人口増加が今後の世界にどのような影響を与えるかについて考えてみたい。

2056年に世界の人口は100億人を突破

 過去5年間の世界の人口増加率は年平均1.18%増となっており、1970年代の2%台から徐々にではあるが増加率は低下している。しかしながら、今後も人口増加は続き、2056年には世界の人口は100億人を突破し、2100年には112億1332万人に達すると予測されている。ちなみに、2015年から2100年にかけての年平均の人口増加率は0.5%増となっている。

 2015年現在の世界の年齢構成は、0~14歳が26.1%、15~19歳が8.0%、20~24歳が8.2%、25~59歳が45.4%、60歳以上が12.3%である。年齢の中央値は29.64歳で、平均寿命は70.48歳となっている。